PBLをはじめる”ヒント”って?


●地域が抱える課題の解決に参画する


地域の企業や行政機関のいずれも、さまざまな「困りごと」を抱えています。PBLプログラムは、この困りごとの解決に高校生が参画することができる手段です。まずは企業や行政機関から、課題(テーマ)をもらうことから始めてみませんか?

【企業からテーマをもらう】

企業は販路の開拓や労働力の確保などの課題を抱えています。地元企業に触れ、その魅力を知る機会にもつながります。

<テーマ例>

・技術や資源を活かした新商品の企画提案

・販売促進のための施策提案

・求人のためのPRツールの提案

【行政からテーマをもらう】

生徒にとっては生まれ育った故郷の課題。身近な地域の未来を考えることにもつながります。

<テーマ例>

・高齢化対策への提案

・地域の産品を活かした商品開発

・観光客の誘致施策の提案

・地域の魅力発信施策の提案


●「身につけたい力」の優先順位を考える


企業や地域からテーマをもらえばPBLカリキュラムが成立するわけではありません。探究型学習の基本の流れ(下図)は、きっと先生方もご存知のことでしょう。探究型学習の各フェイズの中で身につけることのできるスキルのうち、「より強化したい・身につけたい力は何か」を考えるところから始めてみましょう。

<キャリア教育コーディネーターがカリキュラム構築をお手伝いします>